辛坊治郎さんのブログ
先月、小型ヨットで太平洋横断中に遭難し、海上自衛隊に救助されたニュースキャスターの辛坊治郎さん。
そのときの緊迫した救助の様子が辛坊さんのブログで公開されています。
海上保安庁、そして海上自衛隊による懸命の救助の様子が本当によくわかる文章です。
ぜひご覧ください。
辛坊治郎ブログ
「僕たちの失敗 1 」
http://blog.livedoor.jp/sinbojiro/archives/2013-06.html
ブログ記事中にある海上自衛隊の救難機「US-2」
https://www.mod.go.jp/msdf/equipment/aircraft/rescue/us-2/

そして今回の辛坊さんの文章には今までの報道では聞いてなかったことが・・・
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この瞬間を最後に、US2のエンジン音はピタリと止み、代わりにP3Cのエンジン音が少し離れた場所で低く太い唸り声を上げるのが聞こえてきました。
しかし、この時私たちは別に絶望していたわけではありません。
引き続き救助の総指揮をとってくれていた海上保安庁から、当日の深夜に近くを通る自動車運搬船が航路を変更してこちらに向かっているという連絡を受けていたからです。ありがたい事です。申し訳ない話です。
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なんとあのとき自動車運搬船も救助に向かっていたとは!!
結果、自動車運搬船が辛坊さんらを助けることはありませんでしたが、海上保安庁、自衛隊に加え、航路を変更してまで民間の商船が救助に加わろうとしていたとは心強い話です!
今回の件とは関係ありませんが、民間商船が遭難者を救助したという話はよく聞きます。
ちょっと調べただけでも海運会社のプレスリリースをたくさん見ることができました。
昨年はあの「にっぽん丸」も遭難者を救助していたようです!
これらのニュースはあまり一般の報道には出ませんが、多くの方に知ってほしいですね。
以下、海運会社のプレスリリースです。
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商船三井プレスリリース
http://www.mol.co.jp/pr/2012/12064.html
当社保有・運航の木材チップ船が遭難者を救助
~ハワイ諸島沖南、ライン諸島付近において~
12月4日、当社保有・運航の木材チップ船"GLOBAL EXPLORER"(グローバル エクスプローラー)が、ハワイ諸島沖南1500キロにあるライン諸島付近において、遭難したヨット"MAKALII"の捜索と救助にあたり、遭難者1名を救助しました。
救助の経緯は以下のとおりです。
•12月3日明け方 (以後すべて現地時間)、チリ コロネルより愛媛県 伊予三島に向けて航行中の"GLOBAL EXPLORER"は、ホノルル当局から"MAKALII"の救助要請を受け、直ちに現場へ急行した。
•同日夜、救助現場に到着し、捜索・救助を開始。荒天に加え、夜間の救助活動で視界が制限される中、約9時間にわたる捜索を続け、遭難者1名を救助した。
風の影響を受けやすい大型木材チップ船型であり、荒天下での捜索活動は困難を極めましたが、乗組員の適切な判断・対応で無事 遭難者の救助を完遂しました。
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日本郵船プレスリリース
当社自動車専用船、オーストラリア沖で遭難者5人を救助
http://www.nyk.com/release/2447/002639.html
当社が運航する自動車専用船「Zeus Leader」が5月25日、オーストラリア沖を航行中に5人の遭難者を救助しました。
本船は20日に横浜港からオーストラリア・タウンズビルに向けて出航しましたが、25日にグアムの米国沿岸警備隊から「ミクロネシアの5人が乗った約6メートルのロングボートが5日前から行方不明になっている」として救助要請を受けました。ただちに本船は捜索を行い、5人の遭難者を救助しました。救助後、遭難者の健康状態をチェックし、衣類や食事を提供しました。
5人はミクロネシアのホールズ島からトラック諸島へ販売する魚を運んでいましたがボートのエンジンが故障して漂流。激しいスコールと強い西向きの風のため5日間で約260キロも流されていました。
本船は26日に遭難者全員をミクロネシアのパトロールボートに引き渡し、その後タウンズビルへ向かいました。
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川崎汽船プレスリリース
http://www.kline.co.jp/news/detail/1194859_1454.html
漂流中の手漕ぎボートの海難救助に協力
-自動車船“TEXAS HIGHWAY”-
川崎汽船が運航する自動車船「TEXAS HIGHWAY」が銚子東方約500マイル沖で遭難した手漕ぎボート「Gulliver」に乗船した英国人冒険家の救助に協力しました。
2012年6月7日午前10時40分(日本時間)ごろ、太平洋を単独横断中の英国人冒険家が乗る手こぎボート「Gulliver」から遭難信号が海上保安庁に入りました。同13時00分海上保安庁は、当社自動車運搬船「TEXAS HIGHWAY」に救助要請しました。
要請を受け、本船は直ちに現場海域へ急行し、6月8日12時37分、漂流しているボートを発見しました。荒天のために本船単独での救助作業は困難であり、保安庁からの指示により巡視船が到着するまでの間ボートを見失わないように、また転覆などした場合に直ぐに救助することが出来るようにボートの至近においてサポートを行いました。
同17時06分巡視船の到着後、救助活動を巡視船に引き継ぎ通常航海に戻りました。同18時00分巡視船より乗組員は無事巡視船に救助されたとの連絡を受けました。
海上保安庁による救助成功に敬意を表するとともに、今後とも日本の海を守る同庁との協働を通じ、当社も海の安全に貢献していく所存です。
------------------------------------------------------------------------------
商船三井客船プレスリリース
http://www.cruise-mag.com/news.php?obj=20120612_02
にっぽん丸が遭難者を救助
6月5日、南洋の楽園クルーズ航行中の当社客船“にっぽん丸”は、フランス領ポリネシアの北方海上において、遭難したヨット“Twelfth Step”の遭難者1名(及び犬1匹)を救助しました。
救助の経緯は以下のとおりです。
① 6月5日10時40分(以後すべて現地時間)、フランス領ポリネシアからハワイへ向け航行中の “にっぽん丸”は、米国沿岸警備隊(ホノルル)からの救助要請を受けて、直ちに現場へ急行した。
② 同日17時50分、オーストラリア国籍の遭難者1名(及び犬1匹)を無事移乗させ、19時20分に救助活動を終了した。
③ 6月10日にホノルルへ入港し、12時30分に遭難者はオーストラリア領事館職員と共に下船し、無事引き渡しを完了した。
【“にっぽん丸”概要】
総トン数:22,472トン、全長:166.6m、全幅:24.0m
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-
by funesuki
| 2013-07-02 23:34
| 海上自衛隊
|
Comments(2)
ご紹介ありがとうございます。
当時の様子を心情のまま正直に描写した、良い記事でした。
海という自然の存在の怖い一面を垣間見たような気がいたします。
しかし、思いの外商船による遭難者の救助って多いのですね。
商船もいざとなれば立派な救難要員の一員なんですね…これが船乗りの精神というものなのでしょう。
そういう所も含めて、船とそれを操る人々には憧れます。
直接は関係がありませんが、「ヤマト2199」にも先に進むのを優先するか救難信号に向かうかで乗組員が揉める場面があったのをふと思い出しました。
当時の様子を心情のまま正直に描写した、良い記事でした。
海という自然の存在の怖い一面を垣間見たような気がいたします。
しかし、思いの外商船による遭難者の救助って多いのですね。
商船もいざとなれば立派な救難要員の一員なんですね…これが船乗りの精神というものなのでしょう。
そういう所も含めて、船とそれを操る人々には憧れます。
直接は関係がありませんが、「ヤマト2199」にも先に進むのを優先するか救難信号に向かうかで乗組員が揉める場面があったのをふと思い出しました。
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りゅうおおさん、記者会見やインタビューだけではわからなかった事実がよくわかる、そして命を助けてもらった感謝の気持ちが本当に伝わってくる文章でしたね。
商船による遭難者救助は今までもよく聞いていたのですが「よかったな~」と思うぐらいで・・・
よく考えてみると遭難者がでるということは荒天の場合が多いでしょうし、普段から訓練されている国の救助隊にかわり民間船が救助を行うというのは凄いことだと、今更ながら思いました。
今後もいざという時は多くの命を助けてほしいですね!
商船による遭難者救助は今までもよく聞いていたのですが「よかったな~」と思うぐらいで・・・
よく考えてみると遭難者がでるということは荒天の場合が多いでしょうし、普段から訓練されている国の救助隊にかわり民間船が救助を行うというのは凄いことだと、今更ながら思いました。
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