島根 隠岐汽船 船員不足でフェリーや高速船を６月から減便へ


2025年5月2日　NHK
https://www3.nhk.or.jp/lnews/matsue/20250502/4030021725.html



松江市などと隠岐諸島を結ぶ、フェリーや高速船を運航する「隠岐汽船」は、船員が不足しているとして、来月から減便すると発表しました。

「隠岐汽船」は、３隻のフェリーが、松江市の七類港や鳥取県境港市の境港と、隠岐諸島を結び、あわせて１日３往復しています。
このうち、松江市の七類港と隠岐諸島を１日１往復しているフェリー「くにが」を、利用客が増える時期を除いて運休するということです。

運休する時期は、来月１７日から７月１８日まで、９月１日から３０日まで、１１月４日から１２月２０日まで、来年１月１日から２月２８日までで、あわせて５か月あまりです。

また、七類港や境港と隠岐諸島を１日１往復している、高速船「レインボージェット」は、夏の利用客が増える７月１９日から８月１７日までのおよそ１か月間、１日２往復に増やす予定でしたが、この時期を８月９日からに変更し、およそ１週間にするということです。

隠岐汽船は、減便の理由について、慢性的な船員不足だとしていて、昨年度は８人の船員が入社したものの、１１人が退職したということです。

フェリーや高速船が発着する隠岐の島町の西郷港では、２日も船の出発を待つ列ができていて、女性客は「夏休みに島によく来るので、便が減ると時間帯が大変になります」と話し、男性客は「便が減ると困ります。ぜひ存続してほしいです」と話していました。

隠岐汽船は「船員不足の状況が解消したら、ダイヤを戻したい。お客様にご迷惑をおかけするが、辛抱してほしい」としています。





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